令和5年度宮崎県高等学校PTA連合会定期総会

決  議  文

 現代社会においては、急速な情報化・技術革新などによって、Society5.0と呼ばれる新時代の到来が期待されています。一方で、人口減少や急速な少子高齢化、世界情勢の混乱や新型コロナウイルス感染症の影響等により、先行きが不透明となっています。このような中、私たちPTAも新時代に向けた新たな挑戦が求められています。

 高等学校では新学習指導要領にあわせて、「何ができるようになるか」を明確化し、ICT教育の推進とともに、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた取り組みが行われています。子どもたち一人ひとりの未来を切り拓くための「生きる力」を育むために、学校は常に進化し続けています。

この「生きる力」を育むためには、家庭・学校・地域が一体となって相互の強みを生かしながら連携することが重要です。未来を担う子どもたちのために、PTAとしても柔軟な発想で今できることを考え、実践していきましょう。

 ここに、令和5年度宮崎県高等学校PTA連合会定期総会開催にあたり、次のことの実現を期して決議します。


一. 家庭においては、高校生の保護者としてどのように子どもと向き合い、寄り添っていけばよいのかを今一度見直します。また、家庭でのコミュニケーションを大切にし、「子どもを守り育てる最終責任は保護者にある」という認識のもと、新しい生活様式を踏まえた基本的生活習慣や学習習慣の確立を図る中で、他者を思いやる心や命を大切にする心を育む家庭教育の充実に努めていきます。
一. 学校においては、変化の激しい社会の中で、子どもたちが希望をもって未来を切り拓くために、新時代に向けた「生きる力」を身に付けさせます。また、オンラインやAI等のICTを活用しつつ、個別最適化、協働的な学びを実現し、社会とどのように関わっていくのか考えられるように導いていきます。
一. 地域においては、子どもたちを包摂する場として、学校と家庭が担う役割を補完します。また、子どもたちが多様な他者との出会いを通じて、よりよい地域社会を構成する一員となれるような機会と支援の場を積極的に提供します。